F邸 新築工事

千葉県市川市新田
木造軸組構造2階建
延床面積 329平方メートル
2002年

3世帯の家族の思いと絆をそのまま住まいの形とすることを試みた。
集成材の柱・梁と金物を使って軸組を構成している。
構造的な壁の制約が無くなり外部と内部が相互に貫入するような開放的な建物となっている。
造られた機能を持つ屋内と何もない余白の屋外が作用しあい、限られたスペースの中に無限の拡がりが生まれる。
内包された余白は空間を活性化させ、家族それぞれの気配はこの余白の部分から家全体に拡がる。